ランニングシューズを愛用していると、雨の日やぬかるんだ道でシューズが濡れたり、汚れがついたりするのは避けられません。
そんなときに便利なのが防水スプレーです。
特に、ランニングシューズに対する防水スプレーの効果が気になる方やランニングシューズの汚れ防止をして長く使うことを目的にしている方には、防水スプレーの使い方や選び方を知っておくことが重要です。
「防水スプレーはいらない」と考える人もいますが、マラソンやトレイルランニングで使うシューズこそ、防水スプレーを活用することで快適さが大きく変わります。
実際、トレランシューズには専用の防水スプレーを使うことで、シューズの寿命を延ばせます。
この記事では、ランニングシューズの雨対策としておすすめの防水スプレー・撥水スプレーを紹介し、効果的な使い方も解説します。
また、雨で濡れたランニングシューズの乾かし方もあわせて説明します。
防水スプレーと撥水スプレーの違いについても詳しく触れるので、シューズをしっかり守りたい方はぜひ参考にしてください。
- おすすめの防水スプレー、撥水スプレー
- ランニングシューズに防水スプレーを使う効果とメリット
- 雨の日や汚れからシューズを守る方法
- 防水スプレーと撥水スプレーの違いと使い分け
ランニングシューズに防水スプレーは必要?選び方と効果を解説

- ランニングシューズへの防水スプレーの基本的な効果とは
- 防水スプレーと撥水スプレーの違いを解説
- トレランシューズに防水スプレーは必要か
- 防水スプレーは本当にいらないのか?
- ランニングシューズ・マラソンにおすすめの防水スプレー3選
ランニングシューズへの防水スプレーの基本的な効果とは
ランニングシューズに防水スプレーを使用することで、雨や泥などの水分からシューズを保護する効果があります。
防水スプレーを適切に使えば、水分がシューズの表面で弾かれ、内部まで染み込むのを防げるため、足が濡れるのを軽減できます。
これにより、ランニング中の不快感を抑えられ、シューズの寿命を延ばすことも可能です。
特に梅雨の時期や雨の日のランニングでは、濡れた路面が多いため防水効果が重要になります。
水分がシューズ内部に入り込むと、蒸れやカビの原因にもなりかねませんが、防水スプレーを事前に使っておくことで、そうしたトラブルを予防できます。
また、泥やほこりなどの汚れが付きにくくなるという利点もあります。
ただし、防水スプレーには万能性があるわけではありません。
強い雨や長時間のランニングでは効果が薄れる場合もあるため、定期的な再塗布が必要です。
また、スプレーを使用する際はシューズの素材に適したものを選ぶことも大切です。
次章で解説します。
防水スプレーと撥水スプレーの違いを解説
防水スプレーと撥水スプレーは一見似た製品ですが、効果に明確な違いがあります。
防水スプレーは水分を完全にブロックし、シューズ内部への水の浸入を防ぐ効果があります。
一方、撥水スプレーは水を弾く作用があり、シューズ表面で水を玉のように転がすような効果が特徴です。
用途によって使い分けが重要になります。
例えば、ランニングシューズを本格的な雨の日に使う場合は防水スプレーが適していますが、普段のランニングや軽い水はけ対策をする程度であれば撥水スプレーで十分です。
また、素材への影響も違います。
防水スプレーはシューズ全体を覆うため通気性が多少損なわれることがありますが、撥水スプレーは通気性を保ちやすい点がメリットです。
そのため、メッシュ素材のランニングシューズには撥水スプレーを選び、レザーやスエードには防水スプレーを使用するのがおすすめです。
トレランシューズに防水スプレーは必要か
トレランシューズに防水スプレーが必要かどうかは、使用するシチュエーションによります。
結論から言えば、山岳地帯や雨の日に使用する場合には、防水スプレーの使用が推奨されます。
トレイルランニングは自然の中で行うため、予期せぬ天候の変化やぬかるんだ道を走ることが多く、シューズが濡れるリスクが高いです。
防水スプレーを使用することで、雨や水たまりの影響を軽減でき、足が濡れて冷えるのを防げます。
濡れた靴は足を冷やすだけでなく、靴擦れや凍傷などのリスクを高める原因にもなります。また、泥や砂からシューズを保護する効果も期待できます。
ただし、通気性を重視する場合や、乾燥した地域で使用する場合は防水スプレーの効果が逆にデメリットになることもあります。
通気性が損なわれ、シューズ内部が蒸れてしまう可能性があるため、必要なときだけ使うのがポイントです。
また、防水性能が備わったトレランシューズを選べば、スプレーが不要な場合もあります。
防水スプレーは本当にいらないのか?

防水スプレーが「いらない」と感じる人もいますが、それはシューズの使い方や環境によって判断が変わります。
普段のランニングが晴天時に限られる場合や、舗装された路面を中心に走るのであれば、防水スプレーの必要性は低いかもしれません。
しかし、雨の日のランニングや水たまりが多い場所での使用を考えると、防水スプレーは非常に有効です。
防水スプレーがいらないと思われがちな理由の一つに、「通気性が落ちる」というデメリットがあります。
確かに、防水スプレーを使用するとシューズの素材によっては通気性が若干損なわれることがあります。
ただし、最新の防水スプレーは通気性を重視した製品も多く登場しており、そうした製品を選べばこの問題は最小限に抑えられます。
一方で、素材によっては防水スプレーを使用しない方が良いケースもあります。
例えばゴアテックスなど防水性能を備えたシューズは、防水スプレーを使わなくても十分な効果を発揮します。
このため、シューズの素材や用途を確認した上で、防水スプレーが必要かどうか判断することが重要です。
ランニングシューズ・マラソンにおすすめの防水スプレー3選
ランニングシューズやマラソン向けに選ぶ防水スプレーは、使いやすさと素材への影響を考慮する必要があります。
ここでは、おすすめの3つの防水スプレーの特徴を紹介します。
1. 【高い防水効果と通気性を両立】
ランニング中の通気性を重視する方には、シリコン系の防水スプレーがおすすめです。
軽い雨をしっかり弾きながら、シューズ内部の蒸れを防ぎます。
特に長距離ランナーやマラソン大会に参加する方に適しています。
2. 【泥や汚れを防ぐタイプ】
防水効果だけでなく、汚れも防ぎたい場合は、フッ素系防水スプレーが便利です。
泥やほこりが付きにくくなるため、雨の日のランニングでシューズが汚れるのを防ぎます。
また、再塗布の頻度が少なく済む点も魅力です。
3. 【撥水効果をプラスするスプレー】
短時間のランニングや軽い雨の日であれば、撥水スプレーでも十分対応できます。
表面に薄い保護膜を作り、シューズが水を弾きやすくなるため、普段使いに適しています。
コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめです。
いずれのスプレーを選ぶ場合も、使用する前にシューズの素材に適しているか確認し、適切な頻度で塗布することが大切です。
ランニングシューズ 防水スプレーの使い方と雨対策のコツ

- ランニングシューズの雨対策
- ランニングシューズを汚れ防止する方法
- 防水ランニングシューズ メンズ・レディース別おすすめ
- 安い防水スプレーの効果はどうなのか?
- 雨で濡れたランニングシューズの正しい乾かし方
- 防水スプレーの使用頻度とメンテナンス方法
ランニングシューズの雨対策
雨の日にランニングをする際は、事前の対策がポイントです。
まず、防水スプレーの使用が基本となります。
シューズ全体に均一にスプレーすることで、軽い雨や水たまりから足を守ることができます。
ただし、一度塗っただけでは効果が薄れるため、数回に分けて塗布するのが理想です。
次に、防水ソックスを併用する方法も有効です。
たとえシューズが濡れても、足が冷えたり濡れたりするのを防げます。
また、濡れたシューズを乾かす手段として、ランニング後は新聞紙を詰めて乾燥させるのが効果的です。
ドライヤーを使用するとシューズが傷むことがあるため、自然乾燥が推奨されます。
さらに、雨の日に履くシューズを専用に用意するのも一つの方法です。
防水性の高いシューズを持っておけば、急な天候の変化にも対応できます。
こうした対策を取ることで、雨の日のランニングでも快適さを保てるでしょう。
ランニングシューズを汚れ防止する方法
ランニングシューズを汚れから守るには、事前のケアと使用後のメンテナンスが大切です。
まず、防水スプレーを活用することが基本です。
防水スプレーは水を弾くだけでなく、泥やほこりの付着も防ぎます。特にフッ素系スプレーは汚れに強いため、アウトドアでのランニングに最適です。
次に、使用後の速やかな手入れも汚れ防止には欠かせません。
走った後は、シューズ表面を濡れたタオルで軽く拭き取るだけでも清潔さを保てます。乾燥した泥が付着している場合は、柔らかいブラシで優しく落としましょう。
さらに、泥や汚れの多い場所を避けることも有効な対策です。
また、レース用と普段の練習用でシューズを使い分ける方法もおすすめです。
これにより、ランニングシューズをより長く清潔な状態で使用できます。
防水ランニングシューズ メンズ・レディース別おすすめ

ランニングシューズはメンズ・レディースそれぞれでデザインや機能性が異なりますが、防水性能が優れたモデルを選ぶことで雨の日でも快適な走りが可能です。
メンズ向け防水ランニングシューズ
男性向けの防水ランニングシューズは、耐久性とクッション性が重視されます。
特に、アウトドア向けのトレイルランニングシューズは防水性能が高く、悪天候でも安心して使用できます。さらに、足幅が広めの設計が多いのでフィット感も調整しやすいです。
トレイルランニングシューズは登山でのランニングなどに利用される靴ですが、普段使いもできるものも多いですよ。
レディース向けランニングシューズ
女性向けモデルは、軽量性とデザイン性がポイントです。
雨の日でも使える色や汚れが目立ちにくい色のランニングシューズを持っておくと、躊躇せずに使用できるのでおすすめです。
多くのレディースモデルは、足首をサポートする構造やクッション性に優れており、長時間のランニングでも疲れにくい特徴があります。
また、通気性が確保されている製品も多いので、蒸れを防ぎつつ快適な履き心地が得られます。
シューズを選ぶ際は、足の形やランニングスタイルに合ったものを選ぶことが重要です。
雨の日の練習や大会でも安心して使える一足を見つけましょう。
安い防水スプレーの効果はどうなのか?
「安い防水スプレーでも効果はあるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
結論から言えば、安い防水スプレーでも一定の効果は期待できます。
ただし、使用目的やシューズの素材に適しているかを確認する必要があります。
安価な防水スプレーは、基本的な防水性能は備えていますが、持続時間が短い傾向があります。
高価格帯の製品と比べると、一度の塗布で保護できる時間が短く、頻繁に再塗布が必要です。
また、通気性や撥水効果が劣る場合もあるため、長時間のランニングには不向きなこともあります。
一方で、軽い雨や短時間のランニングであれば、安価な防水スプレーでも十分な保護が可能です。
特に普段使いのシューズに手軽に使えるので、コストパフォーマンスを重視する方にはおすすめです。
シューズの素材に合ったスプレーを選び、適切な頻度で使用することで、安価な製品でも効果を最大限に引き出すことができます。
雨で濡れたランニングシューズの正しい乾かし方

ランニング中に雨で濡れたランニングシューズをそのまま放置すると、カビや悪臭の原因になります。正しい乾かし方を知ることでシューズを長持ちさせられます。
まず、インソールと靴ひもを外すところから始めましょう。
これにより内部の乾燥が早まります。
次に、シューズ内に新聞紙や吸水性の高い紙を詰め、数時間おきに交換すると効率よく水分が取れます。
新聞紙の代わりに、乾燥剤(例:コロンブス「シューズドライ」など)を使用すると便利です。
また、直射日光は避け、風通しの良い日陰で乾かすようにしましょう。
日光に当てるとシューズの生地が劣化し、ひび割れや色あせを引き起こすことがあります。
急ぎの場合は、扇風機を使うか、低温設定のドライヤーを使うと良いでしょう。
さらに、シューズドライヤーなどの専用乾燥機を使用すれば短時間で乾燥できます。
防水スプレーの使用頻度とメンテナンス方法
防水スプレーを定期的に使えば、ランニングシューズを雨や汚れから守ることができます。
使用頻度の目安は1~2週間に1回。特に雨天ランニングの後は、スプレーを再塗布することで効果が持続します。
スプレーを使用する前に、シューズ表面の汚れをきれいに落とすことが重要です。
汚れが残ったままだと防水効果が低下します「ジェイソンマーク プレミアムシュークリーナー」や「コロンブス スニーカーケアクリーナー」を使うと簡単に汚れを落とせます。
注意点としてはスニーカークリーナーなので、ランニングシューズの素材によって使用可能かどうかが変わるので確認してください。
防水スプレーを吹きかける際は、30cmほど離してシューズ全体に薄く均一にスプレーしましょう。
おすすめの防水スプレーは以下の通りです。
- コロンブス アメダス:防水・撥水効果が高く、皮革や布製シューズに適しています。
- M.MOWBRAY プロテクターアルファ:防水効果に加え、汚れ防止効果も期待できます。
- 3M スコッチガード 防水スプレー:広範囲にスプレーしやすく、ナイロン素材のランニングシューズに最適です。
塗布後はしっかり乾燥させてから使用してください。
厚塗りは通気性を損なうため、適量を守ることがポイントです。
用途に合ったスプレーを選ぶことで、より快適にランニングシューズを使えます。
総括:ランニングシューズ 防水スプレーの効果と使い方総まとめ

最後に、記事のポイントをまとめます。
- 防水スプレーはシューズを雨や泥から保護する
- 雨の日のランニングで足の濡れを軽減できる
- 防水スプレーはシューズの寿命を延ばす
- 水分が内部に染み込むのを防ぎ、不快感を減らす
- 梅雨や悪天候時のランニングに特に効果的
- 泥や汚れが付きにくくなる
- 防水スプレーと撥水スプレーは用途が異なる
- メッシュ素材には撥水スプレーが適している
- レザー素材には防水スプレーが最適
- トレイルランニングでは防水スプレーが必須
- 防水性能があるシューズにはスプレー不要な場合もある
- 防水スプレーは定期的な再塗布が必要
- 使用前にシューズの素材に適した製品を選ぶ
- 安価な防水スプレーでも軽い雨なら十分対応可能
- 使用後は必ず乾燥させてシューズの劣化を防ぐ
ぜひ、記事を参考にランニングを楽しんでください!