ランニングシューズは決して安い買い物ではなく、できるだけ長く使いたいと考える人が多いですよね。
ランニングシューズはもったいない、買い替えるのは後にしようと考えてしまう人は多いでしょう。
しかし、寿命が来たシューズを捨てられないまま普段履きにしたり、買い替えずに使い続けたりするのは、本当に良い選択なのでしょうか。
アシックスやミズノといった人気ブランドの耐久性や、ソールの減り方から見る買い替えのタイミング、おすすめの長持ちさせる方法などを詳しく解説します。
買いすぎを防ぎつつ、適切な寿命を見極めるポイントを押さえて、長く使うための工夫や使い方、もったいないという考え方を見直しましょう。
おすすめのランニングシューズも紹介しているので、買い替えの際などにご活用ください。
- ランニングシューズの寿命と買い替えのタイミング
- ソールの減り方や耐久性の違い
- 普段履きにすることのメリット・デメリット
- 長持ちさせるための工夫やおすすめの使い方
ランニングシューズの買い替えはもったいない?寿命を知って正しく判断

- ランニングシューズの寿命はどれくらいもつ?
- ソールの減り方で判断しよう
- ランニングシューズの寿命を左右する耐久性ランキング
- ランニングシューズの寿命は?[アシックスのシューズ]
- ランニングシューズの寿命は?[ミズノのシューズ]
ランニングシューズの寿命はどれくらいもつ?
ランニングシューズの寿命は、一般的に 500km~800km の走行距離が目安とされています。ただし、これはあくまで平均的な数値であり、実際の寿命は使用環境や走り方、シューズの種類によって大きく異なります。
例えば、アスファルトのような硬い路面を走る場合、シューズへの負担が大きくなり、寿命が短くなりがちです。一方で、芝生やトレッドミル(ランニングマシン)での使用であれば、比較的長持ちする傾向にあります。また、ランニングフォームも重要な要素で、着地の衝撃をうまく分散できる走り方をしている人は、シューズの摩耗が遅くなることがあります。
さらに、メーカーやモデルごとに使用されている素材や構造が異なるため、寿命の長さも変わります。たとえば、アシックスやミズノなどのランニングシューズは、耐久性を重視したモデルが多く、比較的長持ちする傾向にあります。逆に、軽量性を追求したレース用シューズはクッション性の劣化が早く、短期間での買い替えが必要になることもあります。
なお、走行距離だけでなく、購入からの経過時間 も寿命を判断する際に重要です。長期間使用しなくても、ミッドソールのクッション材が経年劣化するため、2~3年が経過したシューズは性能が低下している可能性があります。そのため、たとえ頻繁に履いていなくても、定期的に状態を確認し、適切なタイミングで買い替えることが大切です。
ソールの減り方で判断しよう
ランニングシューズの寿命を判断するうえで最も分かりやすいのが ソール(靴底)の減り方 です。新品の状態ではしっかりとしたグリップ力を発揮するソールも、使い続けることで摩耗し、次第に滑りやすくなったり、クッション性が失われたりします。
まず、アウトソール(靴底の一番外側)が部分的にすり減っている場合は注意が必要です。特に、かかとやつま先が極端に摩耗している場合、走行時の衝撃吸収能力が低下し、膝や足首に負担がかかる可能性があります。これを放置すると、ケガの原因にもなりかねません。
次に、ミッドソール(靴底のクッション部分)の状態も重要です。見た目に大きな損傷がなくても、長期間の使用によってクッション材がへたり、元の弾力を失っていることがあります。ミッドソールが硬くなったり、指で押しても弾力が感じられなくなった場合は、買い替えのサインと考えましょう。
また、シューズの「傾き」にも注目してください。ソールの減り方が左右非対称になっている場合、シューズが歪んでいる可能性があり、正しいフォームでのランニングが難しくなります。特に、かかとの外側ばかりがすり減っている場合は、重心の偏りが生じやすく、膝や腰への負担が増加します。こうした状態のまま走り続けると、思わぬケガにつながることもあるため、早めの交換を検討しましょう。
ソールの減り方をこまめにチェックし、適切なタイミングでシューズを交換することで、安全かつ快適なランニングを続けることができます。
ランニングシューズの寿命を左右する耐久性ランキング

ランニングシューズの耐久性は、メーカーやモデルによって大きく異なります。ここでは、特に 耐久性の高いブランドやモデル をランキング形式で紹介します。
- アシックス(ASICS)
アシックスのランニングシューズは、クッション性と耐久性のバランスが取れており、多くのランナーに愛用されています。特に「GEL-KAYANO」シリーズは、安定性と耐久性が高く、長期間使用してもソールの摩耗が少ないことで知られています。 - ミズノ(MIZUNO)
ミズノのランニングシューズは、日本人の足にフィットしやすく、耐久性にも優れています。「WAVE RIDER」シリーズは特に人気が高く、衝撃吸収性と反発力を兼ね備えたミッドソールが長持ちするのが特徴です。 - ニューバランス(New Balance)
ニューバランスは、クッション性とサポート力が高いモデルが多く、特に「Fresh Foam」シリーズは耐久性に定評があります。ミッドソールのへたりが少なく、長距離ランナーにもおすすめです。 - ナイキ(NIKE)
ナイキのランニングシューズは、軽量性とデザイン性が魅力ですが、耐久性の面ではモデルによって差があります。「ペガサス」シリーズは比較的長持ちする一方で、「ヴェイパーフライ」などのレース用モデルは耐久性が低めです。 - アディダス(adidas)
アディダスの「Ultraboost」シリーズはクッション性が高く、比較的長く使えるモデルが多いです。ただし、アウトソールが他メーカーと比べると摩耗しやすい傾向があり、走り方によっては耐久性が短くなることもあります。
耐久性の高いランニングシューズを選ぶことで、長期間快適に使用でき、頻繁な買い替えの手間やコストを抑えることができます。
ただし、どんなに耐久性が優れたシューズでも、長時間履き続けることで劣化は避けられません。
定期的なチェックと適切なメンテナンスを心がけることで、シューズの寿命を最大限に延ばすことができます。
下記にこの章でご紹介したシリーズ商品のリンクを貼っておきます。
また、次章以降も同様にその章でご紹介したシリーズの購入リンクを載せております。
ぜひ、ランニングシューズの購入にお役立てください。
・アシックス「GEL-KAYANO」シリーズのAmazonリンク
➡メンズ
➡レディース
・ニューバランス「Fresh Foam」のAmazonリンク
➡メンズ
➡レディース
・ナイキ「ペガサス」のAmazonリンク
➡こちら
・アディダス「Ultraboost」のAmazonリンク
➡メンズ
➡レディース
自分のサイズが見つからない場合は、スポーツ用品店のオンラインストアをチェックしよう!
下記のバナーからどうぞ!

ランニングシューズの寿命は?[アシックスのシューズ]
アシックスのランニングシューズは、日本人の足にフィットしやすい設計と、高い耐久性を兼ね備えていることで知られています。特に、ミッドソールに使用されている「GELクッション」や「FF BLAST」などのクッション素材は、優れた衝撃吸収性を持ちつつも、長期間の使用に耐えうる強度を誇ります。
一般的に、アシックスのランニングシューズの寿命は 600km~1000km 程度とされています。ただし、使用環境やランナーの体重、走り方によってこの数値は変動します。特に、アスファルトなど硬い路面を走ることが多い場合は、シューズの摩耗が早まりやすくなります。
また、モデルごとの特徴によって寿命の長さも異なります。例えば、安定性と耐久性を重視した 「GEL-KAYANO」シリーズ や 「GT-2000」シリーズ は、サポート性能が高く、比較的長く使用できる傾向があります。一方で、レース向けの 「METASPEED」シリーズ は軽量性を重視しているため、ミッドソールのクッション材がへたりやすく、寿命は短めになります。
寿命を判断する際には、ソールの減り方 や クッション材の弾力の変化 をチェックすることが大切です。
特に、アウトソールがすり減り、グリップ力が低下している場合や、ミッドソールが硬くなり衝撃吸収性が低下している場合は、買い替えを検討しましょう。
アシックスのシューズは比較的耐久性が高いものの、長期間の使用で少しずつ劣化していくため、定期的なチェックが欠かせません。
「GEL-KAYANO」のAmazonリンク
➡メンズ
➡レディース
自分のサイズが見つからない場合は、スポーツ用品店のオンラインストアをチェックしよう!
下記のバナーからどうぞ!

ランニングシューズの寿命は?[ミズノのシューズ]
ミズノのランニングシューズは、日本国内外の多くのランナーに愛されており、特に 「WAVE(ウェーブ)プレート」 を搭載したモデルが特徴的です。このプレートは、優れたクッション性と反発力を提供しながら、耐久性にも優れているため、比較的長期間使用できるシューズが多くなっています。
ミズノのランニングシューズの寿命は 600km~900km 程度が目安とされています。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、走るペースや路面状況によって変動します。特に、ミズノのシューズは 比較的クッションが硬め に設計されているため、体重が軽いランナーよりも、ある程度の体重があるランナーのほうが適正な反発力を得やすい傾向にあります。そのため、軽いランナーが履くと、クッション材がへたりやすくなり、寿命が短く感じることがあるかもしれません。
ミズノの代表的なランニングシューズとして、「WAVE RIDER(ウェーブライダー)」 シリーズや 「WAVE INSPIRE(ウェーブインスパイア)」 シリーズがあります。これらは、安定性と耐久性のバランスが取れており、日常のトレーニングにも適しています。一方で、より軽量な 「WAVE DUEL」 シリーズや 「WAVE SHADOW」 シリーズは、スピードを重視した設計のため、クッション材の寿命が短くなりがちです。
寿命を見極めるためには、アウトソールの摩耗 や ミッドソールのへたり をチェックすることが重要です。
特に、ミズノのシューズは「WAVEプレート」が衝撃を分散する構造になっているため、クッション材が劣化しても見た目では分かりにくいことがあります。
そのため、走行時に違和感を感じたり、衝撃が強く伝わるようになった場合は、そろそろ買い替えを検討するサインかもしれません。
・ミズノ「WAVE RIDER」のAmazonリンク
➡メンズ
➡レディース
・WAVE INSPIRE(ウェーブインスパイア)のAmazonリンク
➡メンズ
➡レディース(13なので少し前のモデルです)
自分のサイズが見つからない場合は、スポーツ用品店のオンラインストアをチェックしよう!
下記のバナーから探してみてくださいね。

ランニングシューズを買うのはもったいない?捨てる・買い替える基準

- ランニングシューズを買いすぎていないかチェック
- ランニングシューズは値段が高いのか
- 普段履きは良くない?
- ランニングシューズを捨てられない人の対策方法
- 捨てる・買い替えるタイミングの見極め方
ランニングシューズを買いすぎていないかチェック
ランニングを続けていると、新しいシューズが次々と欲しくなることがあります。
しかし、必要以上に買いすぎてしまうと、使い切れずに無駄になったり、シューズの劣化を早めたりする可能性があります。
ここでは、ランニングシューズを買いすぎていないかをチェックするためのポイントを紹介します。
1. すでに3足以上のシューズを持っているか?
ランニングシューズは適切にローテーションすることで長持ちしますが、あまりに多く持ちすぎると、履かないまま経年劣化してしまうことがあります。3足以上のシューズを持っている場合は、それぞれの使用頻度を確認し、本当に必要な数かどうかを見直してみましょう。
2. 買ったまま履いていないシューズがあるか?
新しいシューズを購入しても、気に入ったものばかりを履いてしまい、他のシューズが未使用のまま放置されることがあります。ランニングシューズは履かなくても劣化するため、長期間使っていないシューズがある場合は、次回の購入を少し控えるのが賢明です。
3. ランニングシューズの寿命を考慮せずに買っていないか?
シューズの寿命は走行距離や使用環境によって異なりますが、「まだ履けるのに新しいものが欲しい」と衝動的に買ってしまうこともあります。今持っているシューズの寿命がどれくらい残っているのかを把握し、適切なタイミングでの買い替えを心がけましょう。
4. 値段を気にせず買っていないか?
ランニングシューズは高価なものが多く、頻繁に買い替えると経済的な負担も大きくなります。特に、セールや新作発表のタイミングでつい衝動買いしてしまうことがあるため、本当に必要かどうかをよく考えて購入することが大切です。
5. 用途ごとのシューズを適切に使い分けているか?
トレーニング用、レース用、普段履き用など、シューズを適切に使い分けていれば、無駄な買いすぎを防ぐことができます。しかし、同じ用途のシューズが何足もある場合は、買いすぎの可能性があるため、一度整理してみると良いでしょう。
ランニングシューズの購入は、ランニングのモチベーションを高める効果もありますが、適切な数を管理することも大切です。無駄な出費を抑えつつ、シューズの寿命を最大限に活かせるよう、計画的な買い替えを心がけましょう。
ランニングシューズは値段が高いのか
ランニングシューズの値段は、一般的なスニーカーやカジュアルシューズと比べると高く感じることが多いかもしれません。
特に、有名ブランドの最新モデルや高機能なシューズになると、1万円を超えるものも珍しくなく、中には2万円以上するモデルもあります。では、ランニングシューズの価格は本当に高いのでしょうか。
まず、ランニングシューズは 専門的な設計と高性能な素材 を使用しているため、一般的なスニーカーよりも製造コストがかかります。
例えば、ミッドソールには衝撃を吸収する特殊なクッション材が使われ、アウトソールには耐摩耗性の高いゴム素材が採用されています。これにより、ランナーの足や関節への負担を軽減し、快適に走ることができるよう設計されています。また、通気性を確保するメッシュ素材や、軽量化のための特殊な構造も、価格に影響を与える要素の一つです。
次に、ランニングシューズの価格は 用途やモデルによって大きく異なる という点も重要です。初心者向けのエントリーモデルであれば、5,000円〜10,000円程度で購入できるものもあります。一方で、フルマラソンやスピード練習に特化した競技用モデルになると、高度なクッション素材やカーボンプレートなどが搭載され、価格が上昇する傾向にあります。こ
のため、すべてのランニングシューズが高価というわけではなく、用途に応じて適切なモデルを選ぶことが大切です。
また、ランニングシューズは 寿命がある程度決まっている ため、定期的な買い替えが必要になります。一般的なランニングシューズの寿命は600km~1000km程度とされており、週に数回走る人であれば半年から1年ほどで買い替えのタイミングが来ることになります。こうした点を考慮すると、一足の価格が高くても、ランニングの安全性や快適性を維持するためには必要な投資と考えることができるでしょう。
ただし、すべてのランニングシューズが高価格というわけではなく、型落ちモデルやアウトレット商品を選ぶことで、コストを抑えることも可能です。定価で購入するよりも数千円安く手に入ることもあるため、価格が気になる場合は、そういった選択肢も検討してみると良いでしょう。
こちらの商品はコスパも良く、ナイキなので安心して使えますよ!
自分のサイズが見つからない場合は、スポーツ用品店のオンラインストアをチェックしよう!
下記のバナーから探してみてくださいね。

普段履きは良くない?

ランニングシューズは本来、走るために設計されたシューズですが、クッション性や軽量性に優れていることから、ランニングシューズを普段履きとして使用する人も少なくありません。
しかし、ランニングシューズを日常的に履くことにはメリットとデメリットの両方があるため、それぞれを理解した上で使用することが大切です。
【メリット】
- クッション性が高く、歩きやすい
ランニングシューズは、足への衝撃を和らげるためのクッション素材が使われており、長時間歩いても疲れにくいという特徴があります。そのため、通勤や旅行、散歩などのシーンで快適に履くことができます。 - 軽量で足の負担が少ない
一般的なスニーカーや革靴に比べ、ランニングシューズは非常に軽量に作られています。特に、長時間歩く場合や荷物が多い日には、軽さが大きな利点になります。 - 通気性が高く、蒸れにくい
ランニングシューズの多くは、メッシュ素材を使用しているため通気性が良く、夏場でも快適に履くことができます。蒸れが気になる人にとっては、普段履きとして魅力的な選択肢となるでしょう。
【デメリット】
- ソールの摩耗が早くなる
ランニングシューズは走るために設計されているため、歩き方とは異なる負荷がかかることで、ソールの摩耗が早まる可能性があります。特に、アスファルトやコンクリートの上を長時間歩くと、クッション材やアウトソールの消耗が進み、ランニング時の性能が低下することがあります。 - ミッドソールの劣化が進む
ランニングシューズのクッション材(ミッドソール)は、ランナーの着地時の衝撃を吸収する役割を持っています。しかし、普段履きとして使用すると、常に一定の圧力がかかるため、へたりやすくなり、寿命が短くなることがあります。特に、長時間立ち仕事をする人や、頻繁に履く人は注意が必要です。 - デザインがスポーティーすぎる場合がある
最近のランニングシューズはデザイン性も向上していますが、ビジネスカジュアルやフォーマルな服装には合いにくいことがあります。普段履きとして取り入れる場合は、シンプルなデザインのモデルを選ぶのが良いでしょう。
個人的には黒などの暗めの色は普段使いがしやすいですし、1万以下の方が日常で使いやすいと感じています。
ランニングシューズを捨てられない人の対策方法

ランニングシューズを捨てられない理由は人それぞれですが、「まだ履けそう」「思い入れがある」「もったいない」といった感情が大きく影響していることが多いでしょう。
しかし、劣化したシューズを履き続けると、足や膝に負担がかかり、ケガのリスクが高まります。
ここでは、捨てられない人がスムーズに手放せるようになるための対策方法を紹介します。
【1. 捨てる判断基準を明確にする】
まずは、客観的な視点でシューズの状態を確認しましょう。以下のような状態であれば、買い替えを検討するタイミングといえます。
- ソールがすり減って滑りやすくなっている
- クッション性が低下し、着地時の衝撃を感じるようになった
- アッパー部分(足を覆う布地)が破れたり、穴が開いたりしている
- 1年以上使用し、累積走行距離が600km~1000kmを超えている
このように 「○○の状態になったら捨てる」 という基準を決めることで、感情に流されずに買い替えの判断がしやすくなります。
【2. 新しいシューズを先に購入する】
シューズを捨てられない人の中には、「次に履くものがないから」という心理が働いていることもあります。そのため、 買い替えの決断をスムーズにするために、新しいシューズを先に用意する のも有効です。新しいシューズを手に入れると、古いシューズの劣化がより明確に感じられるため、手放す決断がしやすくなります。
【3. 捨てずに別の用途に活用する】
「まだ使えそうだから捨てるのがもったいない」と感じる場合は、ランニング以外の用途で活用する方法を考えてみましょう。例えば、
- 庭仕事や洗車など、汚れてもいい作業用シューズとして使う
- 非常用の予備シューズとして保管する
- ジムや室内トレーニング用にする(※ただしクッション性が低下していない場合)
また、状態が良ければ 寄付やリサイクル という選択肢もあります。スポーツ用品の回収を行っている団体や、リサイクルショップを活用することで、捨てることに抵抗を感じる人でも手放しやすくなるでしょう。
【4. 無理に取っておかず、スペースを確保する意識を持つ】
古いランニングシューズを捨てられない人の多くは、シューズがどんどん増えて収納スペースを圧迫してしまうことがあります。不要なシューズを処分することで、新しいものを迎え入れる余裕ができ、気持ちもスッキリします。「新しいシューズのためにスペースを作る」という意識を持つことも、手放すための一つの方法です。
捨てる・買い替えるタイミングの見極め方
ランニングシューズの買い替えタイミングは、単に「履き古したから」ではなく、走行距離や劣化具合を総合的に判断することが重要です。
適切なタイミングを見極めることで、ケガを防ぎ、快適なランニングを継続することができます。
【1. 走行距離で判断する】
一般的に、ランニングシューズの寿命は 600km~1000km といわれています。これは、シューズのミッドソール(クッション部分)が衝撃を吸収する機能を徐々に失っていくためです。毎日5km走る場合、約4カ月~6カ月が交換の目安となります。
ただし、寿命の長さは メーカーやモデルによって異なる ため、使用しているシューズの推奨寿命を確認することも大切です。例えば、アシックスやミズノといったブランドでも、初心者向けのモデルと競技向けの軽量モデルでは耐久性が異なります。
【2. ソールの摩耗状態をチェックする】
アウトソール(靴底)の摩耗が進んでいると、グリップ力が低下し、滑りやすくなります。また、ミッドソール(クッション部分)が潰れて反発力が失われると、足や膝への負担が増えるため注意が必要です。以下の点をチェックしましょう。
- 靴底のかかとやつま先部分の 溝が消えている
- 底の ゴム部分が薄くなっている、または穴が開いている
- かかとの 片方だけが極端にすり減っている(左右のバランスが崩れる)
このような状態が見られたら、すぐに買い替えを検討するのが望ましいでしょう。
【3. クッション性の低下を感じたら買い替えのサイン】
ランニングシューズのミッドソールは、見た目では劣化が分かりにくいですが、クッション性が低下すると着地時の衝撃を十分に吸収できなくなります。以下のような違和感があれば、買い替えのタイミングといえます。
- 以前より膝や足裏に痛みを感じるようになった
- 走行後の疲労感が強くなった
- 踏み込んだときの弾力がなくなり、硬さを感じる
特に、長距離を走る人はクッション性の低下による影響を受けやすいため、少しでも違和感を覚えたら新しいシューズに切り替えることをおすすめします。
【4. 1年以上経過しているなら買い替えを検討】
ランニングシューズの素材は、使用頻度に関わらず時間の経過とともに劣化します。特に、ミッドソールのクッション素材は、長期間放置していると弾力を失うことがあります。もし 1年以上履いていないシューズがあるなら、一度履き心地を確認し、買い替えの必要がないか検討する とよいでしょう。
ランニングシューズは、定期的に状態をチェックし、適切なタイミングで買い替えることが重要です。走行距離やソールの摩耗状態、クッション性の低下を総合的に判断し、自分に合った買い替えタイミングを見極めるようにしましょう。

総括:ランニングシューズはもったいないという考えを変えよう
寿命や買い替えの基準を知り、怪我を防ぐためにもランニングシューズは定期的に買い替えましょう。
最後に、記事のポイントをまとめます。
- ランニングシューズの寿命は走行距離約500〜800kmが目安
- 靴底の摩耗やクッションの劣化がパフォーマンス低下を招く
- 使わなくても経年劣化し、長期間の放置は避けるべき
- 適切な保管方法で劣化を遅らせることが可能
- 走る環境や走り方で消耗スピードが異なる
- 複数のシューズをローテーションすると寿命が延びる
- 正しいサイズ選びがシューズの持ちを左右する
- 使用後は汚れを落とし、風通しの良い場所で乾燥させる
- 洗濯機ではなく手洗いでメンテナンスするのが理想
- インソールを交換することで快適性を維持できる
- 廃棄前にリサイクルや寄付の選択肢を検討する
- ソールが剥がれた場合は修理できる可能性がある
- 使用頻度が低くても定期的にチェックすることが重要
- 雨の日の使用後はしっかり乾かし、劣化を防ぐ
- 不要になったシューズはDIYや作業靴として再利用できる